人は一匹の動物として生まれ、成長し、老い、死んでいきます。

この世に生を受ける前に、親や社会を選ぶことはできません。

 

ほとんどの日本人は、莫大な財政赤字を抱えて少子高齢化に苦しむこの国とともに二十一世紀を生きていくことになるでしょう。

そう考えれば、人生の大半は運命と呼ぶほかないものによって、あらかじめ決められています。

 

だからこそ私たちは、残されたわずかな自由を大切に生きるのです。

人生を経済的側面から語るなら、その目的は何ものにも依存せずに、自分と家族の生活を守ることのできる経済的独立を達成することにあります。

 

自由とは、人生に複数の選択肢を持つことです。

国家であれ会社であれ、経済的に第三者に依存し、そこにしがみつくしか生きる術がないのなら、新たな一歩は永遠に踏み出せないでしょう。

 

自由に生きるために一定量の貨幣が必要なら、与えられた資源を有効活用し、最短距離で目標に到達することで、人生はより豊かになるはず。

経済合理的に行動すべき理由がここにあります。

 

自由や富が幸福な人生を約束するわけではありませんが、それらは「人生100年時代」という未知の世界を旅する通行証のようなものではないでしょうか。

 

「いつの日かその扉を開けてみたい」

それが私の願いであり、あなたにもその扉を開けてほしいと願っています。

 

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